私たち個人が日常生活の中で他人(いわゆる第三者)に対してケガをさせたり、人のモノを壊してしまったりして法律上の損害賠償義務を負うことがあります。
こうした事故やトラブルの際に対応する保険が「個人賠償責任保険」です。
~A子さん(40歳・専業主婦)の事例~
A子さんは賃貸アパートの2階に家族4人で暮らしています。
中学生のお子さん達も元気に部活動に励んでおり、毎日2回洗濯をしていました。
(なんだか最近、洗濯機の調子が悪いのよね・・・。そろそろ買替時かしら。)
と、思いながら夕食の買い物にでかけました。
買い物から帰って来ると、アパートの下の住人B子さんの方が声をかけてきました。
B子さんとは親しいお付き合いはありませんが、顔をあわせれば挨拶をかわす間柄です。
「A子さん、言いにくいんだけど、お宅から水漏れしてない?さっき仕事から帰ったら、部屋が水浸しになっているんだけど・・・。」
慌てて、自宅に戻り確認してみると洗濯機の排水ホースが外れ、そこから水が溢れていました。
・・・さて、困った状況になりましたね。
マンション、アパート、県営・市営・町営住宅にお住まいの方であればいつ遭遇しても、おかしくないトラブルですよね。
こんなとき、あなたをお守りしてくれるのが個人賠償責任保険です。
A子さんの事例では、B子さんが被った損害は、A子さんが加入していた個人賠償責任保険の保険金で支払うことができます。
個人賠償責任保険は一般的に自動車保険や火災保険などの特約に追加できます。
保険商品によっては示談交渉サービスが付いていないものもあります。
特に個人が日常生活における損害賠償事故で加害者になった場合、示談交渉サービスはあった方が安心感は高いですよね!
ご自身の保険内容をもう一度確認してみてはいかがでしょうか?