ガンとなったら、ご家族の生活はどうなるのか?どう暮らしていくのでしょうか?
【がん患者、24%が退職 収入減少は45%】厚労省研究班(2012/08/01 朝日新聞 夕刊)
がんと診断された時に働いていた人のうち、自分の意思や会社からの指示などで24%が退職、45%は収入が減っていたことが、厚生労働省研究班の調査でわかった。
2011年12月~2012年2月、患者団体などに協力を依頼。
乳がんや悪性リンパ腫などを患った働き盛りの患者ら427人から得た回答を分析した。
その結果、診断後に24%が退職し、うち10%は再就職していなかった。
退職や異動した人に経緯を聞くと「自分の希望」52%、「会社側から指示され従った」40%だった。
収入が減った人は45%、世帯収入についても47%が減ったと答えた。また、がん患者の家族のうち28%が退職していた。
自由記述では「体調不良で退職せざるを得ず収入が絶たれた」「『通院のため遅刻する』と言うと叱られた」などの声。
働く世代のがん患者の治療と仕事の両立は大きな課題。
6月に閣議決定された国の「がん対策推進基本計画」にも、働く世代の支援充実が新たに盛り込まれた。
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ガンは身体だけでなく、仕事まで奪う病気です。
最近では、自転車界の英雄・アームストロング氏のニュースをよく見かけましたが、彼は25歳の若さでガン(精巣腫瘍・肺と脳にも転移)に罹患しています。
奇跡的に治療は成功しましたが、その時点ではロードレースチームから解雇されています。
以前、がん患者の方のセミナーで聞いた印象的な言葉があります。
「アクセサリー1つ我慢するお金で命が救える。だから、みんなに伝えて欲しい」
がん保険の大切さ、改めて感じる今日この頃です。